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少女地獄
脚色・演出 小林弘幸
原作 夢野久作
2018年12月12日(水)〜16日(日)
@サンモールスタジオ
「コチラ様では、もしや看護婦が御入用ではございませんかしら・・・」
昭和8年5月31日。
横浜市の宮崎町にネオンを掲げる臼杵医院に、とある少女が訪れる。
姫草ユリ子と名乗る彼女。
臼杵は、一目見て、採用することに決める。
それからと言うもの、病院の評判はウナギ登り。
彼女の魅力に皆が釘付け、看護婦としての腕前も申し分ない、誰もが舌を巻く純真無垢な彼女には、ある秘密があった。
姫草ユリ子は、恐るべき嘘の天才だったのだ。
日本の三大奇書に数えられる「ドグラ・マグラ」でも有名な昭和の文豪 夢野久作が遺した三編の小説集「少女地獄」を原作に戯曲化。
虚言癖のある少女 姫草ユリ子に翻弄される医師 臼杵の物語「何んでもない」、連続殺人鬼に恋してしまった少女 トミ子の物語「殺人リレー」、とある県立女学校で焼身自殺した女生徒の遺書が見つかり、数々の悪事が暴かれていく「火星の女」。
今回は、虚言癖のある少女の話「何んでもない」をベースにして、
一つの物語にリメイクされる。
魔術のように絡めとられる嘘と嘘。
無限に重なる嘘が綻び始めた時、彼女がついた最後の嘘とは・・・。
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